〜中国によく出張される方にオススメ〜
【ABTCのオンライン申請】バーチャルABTCあれば、中国ビザ不要!
【ABTCのオンライン申請】バーチャルABTCあれば、中国ビザ不要!
2024年7月作成|2024年9月更新
2024年7月時点、中国マルチビザを申請するには、本人が中国ビザ申請サービスセンターへ出頭し、指紋登録が必要です💦
しかし、中国ビザ申請センターでの待ち時間が2時間ほどかかることが多く、出張メンバー全員に多忙の中に時間をとってもらうのが難しい😩…
実は、中国出張は、通常のビジネス(M)ビザ申請以外に、ABTC申請という方法もあるのです!
今回は、ABTCオンライン申請のやり方についてご紹介します〜
💛本ページを「お気に入り」にしておくと、後から読み返すこともできます。
短期商用目的の渡航で、ABTCあれば、有効期間5年間以内に何度でも、ビザなしで中国に行けます✈️
中国のマルチビザ申請と比べて、ABTC申請のほうが断然お得で有効期間も長い💛
2024年7月時点の参考情報
ABTC申請費用は13,000円で発行後5年間有効。
中国のマルチビザ申請費用は12,500円で発行後1年間有効。
2年有効のマルチもありますが、費用は公開されていません。
ABTC=APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)、APECカードとも言う
APEC=アジア太平洋経済協力(Asia Pacific Economic Cooperation)
外務省の説明によると、
「ABTC所持者は、APEC域内を短期商用目的で渡航する場合、事前に各国・地域の承認を得ることで、
1 査証なし(すなわち旅券とABTCのみ)で入国審査を受けることができ、
2 入国審査時に、ABTC専用レーン(または優先レーン)を利用することができます」
✅完全参加国・地域
中国、香港、台湾、日本、韓国、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、ブルネイ、チリ、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー
👉ABTC制度に完全参加している上記19の国・地域の承認を得た場合、短期商用目的で渡航する際はビザなし(パスポートとABTCのみ)で入国審査を受けることができます。✈️
🔺カナダ、米国
👉ABTC制度に暫定参加しており、ABTC専用レーンの利用は可能ですが、ABTCによる入国を認めておらず、ビザが必要です。
🔺ロシア
👉2024年3月時点、バーチャルABTCの利用は認めておらず、プラスチックABTCかビザが必要です。
ABTC交付時点で、パスポートの残存有効期間が5年以上の場合、ABTCの有効期間=交付から5年間です。
ABTC交付時点で、パスポートの残存有効期間が5年未満の場合、ABTCの有効期限=パスポートの有効期限。
パスポート更新後に、ABTC再交付申請(8,000円、有効期間=初回交付からの5年間)またはABTC新規申請(13,000円、有効期間=新たに5年間)が可能です。詳細は外務省「旅券番号の変更による再交付」をご確認ください。
外務省の説明によると、所要期間目安:2~3か月(申請数によって交付までの期間は前後します)
国・地域によりますが、最大滞在可能日数は60〜90日です。
一般的に中国と貿易・投資の実績がある会社で、短期商用目的で渡航が必要な方であれば、ABTC申請の検討が可能です。
詳しく知りたい方は、外務省のABTCページ↓↓↓をご覧ください。
↑外務省からバーチャルABTCのイメージ紹介
少し前まではプラスチックABTCの交付でしたが、
2024年4月からの新規交付申請は、オンライン申請の開始とともに、バーチャルABTCが導入されています。
バーチャルABTCとは、プラスチックカードを持たずに、スマホのアプリからバーチャルABTCを表示することです。
※オフラインの環境下でも、バーチャルABTCを表示できます。
※バーチャルABTCの導入に伴い、プラスチックABTCの交付申請は終了しています。
社員各自で申請することも可能ですが、
スタッフ複数名を申請する場合は、社内のABTC申請担当を設け、ABTC申請担当から複数名スタッフのABTC申請手続きを代行した方が、ABTC審査中に書類不備があった際にまとめて対応しやすいです。
例えば、社内のABTC申請担当のメールアドレスを入力します。
すぐに、オンライン申請フォームURL&ユーザー名&パスワードが記載されたメールが届きます。
申請は1名ずつ行いますが、同じ【オンライン申請フォームURL&ユーザー名&パスワード】で、複数名の申請が可能です。
姓(漢字):
名(漢字):
姓(カタカタ):
名(カタカタ):
姓(ローマ字、半角英大文字、パスポートと同じ綴り):
名(ローマ字、半角英大文字、パスポートと同じ綴り):
性別:
生年月日(西暦):
出生地(国名を選択):
郵便番号(ハイフンなし):
住所(所在地が日本の場合は日本語、海外の場合は英語):
電話番号(ハイフンなし、申請者本人と連絡できる電話番号):
E-mail(申請者本人のメールアドレス、ABTC交付通知メールとABTCアプリログインに使用):
旅券番号(半角英大文字+数字):
旅券発行年月日:
旅券失効年月日:
申請者の確認事項
過去に罪を犯し、日本国法令により有罪の判決を受けたことがありますか?
申請者が用意する資料
顔写真(JPG、最大10MB、縦800ピクセルx横600ピクセル以下、旅券用写真と同じ規格、6ヶ月以内撮影)
パスポート写し(JPGまたはPDF、最大10MB)
パスポート規格に対応した顔写真の撮り方
ABTCの申請に必要なのは、顔写真のデータだけです!印刷は不要!
申請者本人がパスポート規格の顔写真データを持っていれば、スムーズですが、
持っていない場合、スマホ撮影でも対応できます。
申請者本人の同意を得れば、オフィスで申請者全員分の顔写真をスマホで撮影し、
FreeDPEでパスポート規格に合わせて背景変更&サイズ調整を行い、顔写真データをそのまま出力した方が早いです。
印刷なしで、背景変更(15回まで)&サイズ調整&データ出力だけなら、
Free DPE 660円(有料機能1週間の利用料金)がかかります。
つまり、660円だけで、最大申請者15名の顔写真データを出力できます。
Free DPEのやり方は、↓記事をご覧ください。
記事は中国ビザの顔写真を例にしていますが、「証明写真の見本を作る」ボタンをクリックし、実際の操作でパスポートを選んで進めてください。
所属機関の名称:
所属機関の名称(英語):
代表者名:
代表者名(ローマ字):
郵便番号(ハイフンなし):
住所(所在地が日本の場合は日本語、海外の場合は英語):
電話番号(ハイフンなし):
本申請に係る問い合わせの窓口担当者はいますか?
窓口担当者がいる場合、申請書類の確認は原則窓口担当者のメールアドレス宛に連絡します。
申請受付と交付通知は、申請者本人のメールアドレスに送信されます。
自社HP(httpまたはhttpsから始まるURL、あれば、記入):
業種(複数あっても、主な業種を一つ選択):
所属機関の確認事項
所属機関または連結会社が日本経済団体連合会、日本商工会議所、経済同友会、関西経済連合会のいずれかの経済団体に所属していますか?
連結会社名やその他補足事項がありますか?
AEO事業者に承認または認定されていますか?
所属機関が用意する資料(一般に該当した場合)
申請者の在職証明(PDF、最大10MB)
記載内容:申請者名(念の為、パスポートのローマ字氏名も記載)、社名、所属部署、3か月以内の発行年月日、「上記の者が現在当社に在籍している事を証明します。」
※申請者が代表または役員でも、在職証明が必要です。
会社謄本(PDF、最大10MB)
オンライン申請し、指定住所への郵送受け取りが可能です。
オンライン申請&郵送受け取りの合計費用は500円です。
貿易・海外投資実績を示す文書(PDF、最大10MB)
例えば、決算書又は損益計算書(関係部分写し)+過去1年間以内に海外取引が確認できる書類↓いずれか1つ
輸出入許可通知書、銀行発行の各種証憑類、請求書、領収書、インボイスまたは取引先企業との契約書の写し等
業務内容に関する資料(PDF、最大10MB、会社HPから確認できる場合は添付不要)
↑法務局のページ
渡航目的(複数選択可)
①短期間行われる収入または報酬を伴わない活動(商談、業務連絡、市場調査、契約締結、納品後の報酬を伴わないアフターサービス等)
②その他(詳細を記入)
所属機関と海外企業の貿易・海外投資取引実績(複数選択可)
①貿易実績を入力
②海外投資実績を入力
③その他を入力
④所属機関または連結会社が日本経済団体連合会、日本商工会議所、経済同友会、関西経済連合会のいずれかの経済団体に所属しているため、入力の免除を希望します
⑤AEO事業者に承認または認定されているため、入力の免除を希望します
⑥1年以内に同一企業より交付申請をおこなっているため、入力の免除を希望します
※申請者所属機関ではなく、その連結会社による1年以内の貿易または海外投資実績を提出しますか?
輸入金額(円):
輸出金額(円):
総計金額(円):
統計期間(開始日〜終了日):
※直近の決算期の額を入力する場合、統計期間は決算期の期間を入力。
その他過去1年間又は直近の決算期における貿易又は海外投資を行った実績:
優先的に事前審査を希望する国及び地域(5つまでを選択):
中国、香港、台湾、日本、韓国、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、ブルネイ、チリ、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー
①申請書PDFの受付番号を確認
※受付メールは申請者本人のメールアドレスに送信されます。
②手数料納付書を印刷し、【申請者本人】に署名してもらいます(パスポートと同じ署名で、黒のペン/ボールペン)
※2024年7月時点、「署名は原本でなくコピーでも受け付けますが、鮮明なものをご提出ください」との記載がありました。なお、申請時期により方針が変更する場合があります。各自の申請書PDFの案内をご確認ください。
③印紙を貼り付けたら、郵送に出します。(13,000円の印紙 x 申請者人数分 は郵便局で現金で購入します)
※郵送期限:申請日から2週間以内
※郵送方法は申請書PDFに案内がります。封筒に受付番号の記載をお忘れなく。
手数料の納付&書類郵送後、外務省等の審査を経て、
順調な場合、🎉申請日より約1ヶ月後に「バーチャルABTC交付のお知らせ 」のメールが【申請者本人のメールアドレス】に送信されます。
そのメールに、バーチャルABTCのアプリ設定方法やログインに必要な情報が記載されていますので、手順通りに操作します。
アプリを開くと、「Pre-clearance Economies」欄に承認された国・地域のリストが表示されます。
アプリに初めてログインした時、一部の国・地域だけ承認が降りて、「Status:Intern」となっています。
ABTCのアプリ
順調な場合、🎉バーチャルABTCの交付日(お知らせのメール)より約1〜1.5ヶ月でほとんどの国・地域の承認が降ります。
申請時期や個別状況などによりさらに時間を要する場合もありますので、余裕を持って申請してください。
以下、筆者の申請から承認までの実際のスケジュールです。参考程度にしてください。
2024年7月10日頃 ✅
↳APECカード(ABTC)の新規交付申請(オンライン申請)
2024年7月12日頃
↳手数料分の収入印紙を貼り付けた手数料納付書を郵送
(送付期限:申請日から2週間以内)
2024年8月16日頃 🎉
↳バーチャルABTC交付のお知らせ
2024年8月16日頃
↳ABTCアプリをダウンロードし、ログインしてみると、3カ国・地域の承認が降りています。Status:Intern
2024年9月16日頃
↳15カ国・地域の承認が降りています。Status:Intern
2024年9月20日頃 🎉
↳18カ国・地域の承認が降りています。Status:Final
バーチャルABTC Pre-clearance Economies
↳18カ国・地域の承認が降りています。Status:Final
18カ国・地域のフルネームはこちら💁♀️
CHN China 中国
TWN Taiwan 台湾
HKG Hong Kong 香港
IDN Indonesia インドネシア
JPN Japan 日本
KOR Korea 韓国
MYS Malaysia マレーシア
PHL Philippines フィリピン
SGP Singapore シンガポール
THA Thailand タイ
VNM Viet Nam ベトナム
BRN Brunei Darussalam ブルネイ・ダルサラーム国
AUS Australia オーストラリア
NZL New Zealand ニュージーランド
PNG Papua New Guinea パプアニューギニア
CHL Chile チリ
MEX Mexico メキシコ
PER Peru ペルー
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