【Wise(ワイズ)利用|海外送金のやり方】国外居住の扶養親族への38万円送金書類はオンラインでPDF発行できる!
2025年3月更新
2025年3月更新
確定申告の際に「国外居住親族に係る扶養控除」を適用するために、海外送金書類の提出が求められています。
本記事は、Wise(ワイズ)を使って海外送金の申込から海外送金書類の入手までのやり方をご紹介します。
楽天の海外送金は通常のメガバンクより手数料が安く、筆者は今までよく使っていました。
しかし、最近はWiseの海外送金もあり、お得に送金できる可能性があるのなら、複数の手段を比較してから送金を実施したいと考えています。
Wiseの送金手数料は通貨と金額によって異なりますが、送金シミュレーション画面から手数料を確認できます。
単に送金手数料を比較する場合、楽天の方が安いかもしれませんが、送金手数料を含めた全体の送金額・受取額を比較する必要があります。
目次
海外送金の概要(個人向け)
👉 Wise(ワイズ)の海外送金の概要ページ
Wiseの海外送金は、「送金通貨=日本円、受取通貨=米ドル/ユーロ/韓国ウォン/人民元/香港ドル」に対応しています。詳細及びその他の通貨については、Wiseの対応できる通貨一覧↓をご確認ください。
送金できる通貨と受取できる通貨の一覧
👉Wise(ワイズ)の送金できる通貨と受取できる通貨の一覧
↳URLが更新されて内容が見れない場合は、「↓ヘルプページ>サポートしている国や通貨>送金できる通貨について」から確認してください。
その他、海外送金に関する詳細
👉 Wise(ワイズ)の海外送金のヘルプページ
Wise 会員登録
メールアドレスと携帯電話番号が必要です。簡単に登録できるので、ここでは省略します。
↓
事前準備 1
Wise 日本円の残高を開設 → 日本円の残高にチャージ
💛 残高にチャージして、残高から海外送金をすると、手数料が少し安くなります。
⚠️ 初回チャージは本人確認のプロセスがあり、必要書類等を提出してから最大3営業日かかります。
↓
事前準備 2
受取人の口座情報をもらっておく → Wise 受取人を追加
↓
Wise 自動両替 (小技)
💛 指定したレートになったら、指定した金額と通貨を自動両替してくれる機能です。
送金まで余裕があって、良いレートを狙いたい方におすすめです。
例えば、自分が日本から日本円で送金し、韓国居住親族が韓国ウォンで受け取るケースでは
Wise 韓国ウォンの残高を開設 → Wise 自動両替を設定(日本円残高から韓国ウォン残高に)→ 韓国ウォンに両替したら、好きなタイミングで韓国ウォンの残高から韓国居住親族に送金
⚠️急ぎの方は、自動両替をスキップして次のステップへ進めてください。
↓
Wise 海外送金
▼ 操作:Wise(ワイズ)にログイン>ホーム>アカウントに通貨を追加する
日本円の残高アカウントが追加された場合、日本円の残高アカウントが↓画像のように表示されます。
※残高を開設しなくても送金可能ですが、残高を開設した方が手数料少し安くなります。
▼ Wise初心者は「残高」を選択します
▼ 手持ちの日本円を使いたいので、日本円の残高を開設します。「日本円」を選択します。
⚠️注意事項(2025年3月24日時点)を読んでおきます↓
日本にお住まいのお客様はアカウントの全通貨の残高を合計して100万円を超える資金を30日以上保有できません。
▼ すぐに日本円の残高が開設されました。続いて、38万円を送金したいのですが、「チャージ」を選択
▼ 参考として、楽天口座を使った海外送金と比較できるように、チャージ額は381,750円にします。
※楽天口座を使った海外送金は38万円+手数料1,750円=合計381,750円でした。詳細はこちらの記事をご覧ください。
⚠️ Wise側は銀行振込手数料や手数料は0円と表示されていますが、お客様側は利用銀行によって国内の振込手数料がかかる場合があります。筆者は無料の振込回数がある銀行口座を利用していますので、振込手数料0です。
▼ 身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、在留カード)、ペンと1枚の紙、スマホを用意しておきます。
⚠️ Wiseに登録した住所と身分証明書の記載住所が一致することが必要です。
▼ スマホのカメラでQRコードをスキャンして本人確認のプロセスへ
▼ 主な利用目的…主に海外居住親族に生活費等を送金する場合は、「友人や家族への送金」を選択
▼ Wiseでの年間送金予定額…おおよその想定範囲を選択
▼ Wiseアカウントの登録氏名と同じ名義の銀行口座を使うこと
▼ Wiseが指定する日本国内の振込先情報が表示されます。指定口座宛に送金したら、「銀行振込を行いました」をクリック。
※手順PDFが必要な方は、ページの下部からダウンロードできます。
ここまで、日本円の残高へのチャージ設定が終了しました。あとは結果の通知メールを待ちます。
本人確認のプロセスが完了してから残高にチャージされます。↓画像の通り、最大3営業日かかります。
設定完了画面では、「最大3営業日かかる」との説明でしたが、営業日以内の書類提出かつ書類に不備がなければ、早くて当日中に完了する可能性もあります。↓筆者のタイムライン(参考まで)
▼ 受取人を追加
▼ 受取人側の通貨を選択
▼ 銀行口座情報を入力
※ 受取人がWiseアカウントを持っている場合は、そのWiseアカウントに紐づけている受取人のメールや電話番号などを検索することもできます。
▼ 海外居住親族への生活費等を送金する場合、「自分以外」を選択
▼ 下記情報を事前にもらっておけば、スムーズです。⚠️受取通貨・受取人の国によって送金ルールが設けられているようです。2025年3月時点、日本から韓国の居住者に送金する場合の送金ルールは画像の通りです。ご参考程度にしてください。
<受取人の口座情報>
メールアドレス
電話番号
生年月日
銀行名
口座名義
口座番号
▼ 万一、受取人の登録情報が間違った場合、削除して、再度追加できます。
自分用に、「ニックネーム」を設定することもできます。
「信頼できる口座」について、自分が知っている人なら、認証チェックをスキップすることもできます。
自分が日本から日本円で送金し、韓国居住親族が韓国ウォンで受け取るケースでは、少しでも良いレートで送金したいので、指定レート(例えば1JPY=9.9 KRW)になったら日本円残高から韓国ウォン残高に自動両替するように設定します。
▼ 日本円の残高を開設するのと同じ手順で、韓国ウォンの残高を開設しておきます。
赤枠の注意事項「KRWで直接チャージはできませんが、アカウントの他の通貨からKRWへの両替は可能」と書いてあります。
つまり、韓国ウォンを使って直接チャージできませんが、
①日本国内の銀行振込で日本円を使って(韓国ウォンに両替すると同時に)韓国ウォン残高にチャージすることは可能
という意味ですね。
👉「3-2. 銀行振込で日本円を使って韓国ウォン残高にチャージ」をご覧ください。
②日本円残高から韓国ウォン残高への両替は可能
👉「3-3.日本円残高から韓国ウォン残高に、指定レートで自動両替」をご覧ください。
という意味ですね。
▼ 韓国ウォン残高ページから「チャージ」
▼ 試しに1000ウォンをチャージ
1000ウォンを日本円に両替するには、表示される手数料を含めて合計103円を入金する必要があります。
⚠️ 利用する銀行口座によっては、日本国内の振込手数料がかかる場合があります。筆者は無料の振込回数のある銀行口座を使っているので、国内の振込手数料0です。
▼ 取引の理由に最も近いものを選択
▼ 本人確認プロセスを事前に終えたので、 日本国内の銀行口座から日本円でWise指定口座に振込をしたら、2分程度で韓国ウォン残高に反映されました。↓筆者のタイムライン(参考まで)
▼日本円残高ページから「自動両替」
▼日本円残高を選択
▼ 金額とレートを指定
▼ 自動両替の設定条件とWise手数料を確認
Wise手数料は含まれているので、必要な日本円金額と両替後の韓国ウォン金額さえ納得すれば、Wise手数料の金額は全く気にしなくて良いと思います。
▼ 自動両替の設定完了
自動両替が行われた場合、通知メールが届きますので、それまで待ちます。
▼ 自動両替が完了した
3月24日に自動両替を設定しておよそ7日間を経て、「1 JPY = 9.9000 KRWの為替レートが満たされたため、381,750 JPYから3,750,484 KRWへの両替を行いました」というメールが届きました。
自分のWiseアカウント内でJPYからKRWに両替しました後は、好きなタイミングで、必要なKRW金額を、自分のWise韓国ウォン残高から受取人の韓国口座に送金します。続いて、実際に韓国のお母さんにKRWを送金してみます。
▼ 受取人を選択し、「送金」へ
▼ 送金額・受取額はどちらかの金額を指定できます。入金方法・着金予定日時・手数料(送金額に含まれている)を確認します。
▼ 取引目的を選択します。家族への生活費なのですが、そういう選択肢がなく、「個人的な経費」が最も近いと思われます。
▼ 送金内容を再確認。最下部に「受取人への備考」の記入欄があり、記入は任意です。記入すると、受取人へメールのみに通知し、銀行の取引明細には記載されないということです。
▼ ステータス「送金中」
💛 注意事項
送金明細&進捗を受取人に共有する方法…「受取人と共有する」>共有URLをコピー>チャット等に送る
受取人がWiseアカウントを持っていなくても、共有URLを開けば、送金の金額と進捗を確認できます。
受取人がWiseアカウントを持っていなくても、Wise海外送金の受取は可能です。
ただし、受取人がはじめてWiseを通じて海外送金を受け取る場合、受取人側が2日以内に本人確認(オンライン)を完了させる必要があります。
※Wiseから受取人のメールやSMS等に本人確認の通知が届きます。韓国受取人の場合はKAKAOに通知が届く場合もあります。その通知に本人確認の対応期限日時が記載されていますので、期限内に本人確認を済ませるよう、受取人に留意するよう伝えておきましょう。
実は、韓国お母さんがWise本人確認の通知メールに気付かず、指定日時までに本人確認手続きをしておらず、Wiseメールにある本人確認URLが期限切れとなり、手続きできなくなっています。
指定日時を過ぎて本人確認をしていないと、Wiseから自分(送金人側)に組み戻しのメール通知が届きますので、メールの案内手順に従って操作します。
▼ 「送金情報を修正する」を選択
▼ 口座情報は間違いありませんので、「再度送金を希望します」を選択
▼ 口座情報を確認の上、「認証する」へ
▼ 送金側の再度送金手続きは一旦完了(ステータス:送金中)
▼ 受取人の本人確認が完了次第、韓国ウォンの送金が行われます(ステータス:送金済み✅)
💛 再度送金の手数料は発生しませんでした。
▼ 韓国お母様から着金連絡をもらったのは4月2日の夜8時頃。着金金額は「受取額」の記載通り、3,748,908ウォン。
💛 肝心のWise送金証明書PDFは「…」からダウンロードできます。
💛 外国送金38万円の判定書類として、日本円から韓国ウォンに両替し、両替した韓国ウォンを外国親族に送金した「取引明細PDF」もダウンロードしておきます。
▼ アカウント>取引明細とレポート>取引明細
▼ Wise取引明細ダウンロード
期間、残高(日本円、韓国ウォン等)、ファイル形式(PDF/CSV)、取引明細の言語、書類への証印有無を選択できます。
▼ Wise取引明細PDF(韓国ウォン)をダウンロードしました。
貼り付けた画像はPDFの明細部分のみですが、381,750円を3,750,484ウォンに両替し、同額の韓国ウォンを送金したことがわかります。
▼ Wise海外送金と同じ日(3月31日)に、同じ受取人の同じ韓国口座に、楽天口座から海外送金する場合の支出額・受取額(見込)を確認してみました。
<Wise海外送金を利用する場合>
日本円合計(支出額):381,750円
(楽天と比較できるように同じ金額にしています)
韓国ウォン合計(受取額):3,748,908ウォン
※Wise手数料約3,100円(日本円から韓国ウォンに自動両替時2,922 JPY+両替後の韓国ウォン送金1,576 KRW)は送金額・受取額に含まれているので、Wise手数料の金額はそれほど重要ではありません。最終結果として、日本円の送金額と韓国ウォンの着金額の方が肝心です。
<楽天口座の海外送金を利用する場合>
日本円合計(支出額):381,750円
(指定送金額日本円380,000+楽天側の手数料1,750円)
韓国ウォン合計(見込み受取額):3,636,360ウォン
※ 楽天銀行側の処理時間によって最終の適用レートが変わる可能性があり、また、Wiseの両替時間と異なるため、全く同じ為替レートにはなりませんが、参考程度にしてください。
<Wise海外送金と楽天口座の海外送金の差額> ※参考程度
韓国ウォン受取額の差額=3,748,908-3,636,360=112548ウォン
仮に1JPY= 9 KRWで日本円に換算すると、差額 約12505円 = 112548ウォン➗9
差額1万円台は大きい…
PS. 差額12505円/送金額381750円=約4.44%
海外送金の概要(個人向け)
👉 Wise(ワイズ)の海外送金の概要ページ
送金できる通貨と受取できる通貨の一覧
👉Wise(ワイズ)の送金できる通貨と受取できる通貨の一覧
↳URLが更新されて内容が見れない場合は、「↓ヘルプページ>サポートしている国や通貨>送金できる通貨について」から確認してください。
その他、海外送金に関する詳細
👉 Wise(ワイズ)の海外送金のヘルプページ
韓国・ウォン(KRW)の送金について
👉 Wise(ワイズ)の韓国・ウォン(KRW)の送金についてよくある質問
中国・元(CNY)の送金について
👉 Wise(ワイズ)の中国・元(CNY)の送金についてよくある質問
米ドル(USD)の送金について
👉 Wise(ワイズ)の米ドル(USD)の送金についてよくある質問
香港・ドル(HKD)の送金について
👉 Wise(ワイズ)の香港・ドル(HKD)の送金についてよくある質問
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